【特別昇格考試を受験して】 Y.K.(?才)
3月19日、本山で正拳士四段の特別昇格考試に挑みました。1人での帰山は2回目。
やや不安はあったものの、方向音痴の私が電車の乗り継ぎも迷うことなく
無事に四国入りを果たし、これも自己確立だなあと少し自信が持てました。
受験にあたり、道院長はもちろん、練習相手になってくださったNさん、
友人拳士、懇意な先生のご指導…本当に多くの方々に応援いただきました。
自分でも仕事の合間や夜遅くまで学科や技の確認でDVDを観たり…
とにかく時間を作って作って勉強しました。
道院長がよく言われる、「自分を信じる。これでダメならしょうがないという境地までやれば、
必ず結果は出る」その境地に達したかどうかはわかりませんが、結果的に学科試験も技の抽出も
過度に緊張することなくできました。
師家(宗由貴総裁)から允可状を授与された折、「おめでとう」のお言葉を頂きました。
その後の法話で、その言葉には「任せましたよ。よろしくお願いしますね」の気持ちが
込められていることを知りました。拳技に片寄ることなく、開祖の志、金剛禅の教えを
後輩に伝える。身近な人、地域の人の幸せを考え、行動してゆける人になる。
その活動の末端を担う責任をひしひしと感じました。
「因縁果報」という言葉があります。結果には必ず原因がある。そこに縁という仲介の力が
働き、結果の良し悪しにつながる。つまりはよい縁があってこそのよい結果なのだということ。
今回の合格は、周囲の援けや自身の努力がよい縁を呼び、得られた結果だと感じています。
今後は、四段という段位に見合う技術研鑽や行動を心がけ、後輩の指導や道院運営にも
積極的に携わり、「良縁」を呼ぶ自分自身になれるよう努力してゆきます。