【第17回 西三河少林寺拳法大会に参加して】 S.A.(55歳)
【入賞に感動】 S.K.
【すごくうれしかった大会】 N.K.(小学三年生)
道院長より、「今度の西三河大会で、マスターズに私とエントリーしませんか?」と突然のお話。
その時は、間髪入れず「出場します!」と返事をしたものの、修練後「おい!大丈夫かぁ〜」と問いかけてくる自分がいました。
数年前から膝を痛めており、準備体操の時には、少年拳士からも「グルグルグルグル○○○○ミン!」など冷やかされながら、
準備体操をやっている自分…こんな体で大丈夫なのか……ほとんど指導者クラスが出場してくるマスターズ…「やはり駄目だ!」
道院長へ、「本当に私が出場してもよいのでしょうか?」といくどとなく相談しました。でも返ってくる言葉は、
「大丈夫ですよ。日頃の修練どおりにやればOK!OK!楽しみましょう!!」道院長に背中を押されて一歩踏み出し、
腹をくくってとにかく頑張るしかないと自分に言い聞かせました。
しかし、道院長との動きの差は歴然!猫背に腰高、「これって非常事態…!?」しかも今回、朝日からも大勢の拳士が出場する。
自分の練習はおのずと時間外。子ども達が帰った後の道院長との技合わせ修練は貴重な時間。
自宅でも、庭で窓ガラス越しに微かに写った姿を確認しながら道院長の指導を思い出し、
「これでもか、これでもか」と繰り返し次の修練、少ない時間で試してみる日々…そして当日を迎えました。
大会当日…
予想したことは大的中!、強豪揃い踏みのマスターズ、しかも道院長に次からから次へと激励?ひやかし??の嵐…声が飛び交う。
やっぱりヤバイ!!そんな中、道院長より一言、ぶれることない「のびのび楽しみましょう」これで一気に落ち着き、
周りが見えるようになり、朝日の拳士達が近くまで応援にきていることにも気づきました。これは、とてもよい兆候…
「お願いします!」…緊張しながらも、体の軽さを感じる演武…少林寺拳法を始めて7年目。初めての感覚。
そして…最後はヨレヨレ?になりながらも「ありがとうございました」これが道院長が日頃から話されている「楽しむこと!」なのか?
結果は、13組中5位の「敢闘賞」…サプライズ!かつたいへんうれしく思っています。
お世話になった拳士の皆さん、朝日にお越しいただき指導くださったK先生、U先生もありがとうございました。
そして道院長へ、「このようなチャンスを与えて頂きましてありがとうございました!」
大会後、所用があり焼肉打上げには参加できなかったのですが、
「今日のAさん、すごくカッコよかった」と言ってくれた拳士がいたそうで…「ありがとう!」明日からも頑張るぞ〜!!
閉会式…
いつも私は入賞した拳士の方達の後ろ姿を、ただ見ていました。
娘には私の無力さでいつも迷惑をかけ、母ながら申し訳なく思っていました。
下肢障がいを抱え、動きが悪い私。夜は鎮痛剤で痛みをごまかしながら、自分自身に負けそうでした。
それでも私は、精一杯修練しました。温かい先輩方のご指導、努力家でがんばる可愛い娘。
修練後は帰宅途中の車内では、息子(中学二年生)も含め、笑いながら道場での修練の話題で盛り上がりました。
大会は、いつも楽しんで出場するようにしています。
今回も、出番直前まで前後の親子や、周囲の方々と少しお話ししたりしてリラックスしつつ、楽しんで皆さんの演武を観ていました。
そして今回、「親子の部、敢闘賞 愛知朝日 ○○○拳士」と聴こえた閉会式…
ビックリして思わず立ち上がりそうになりました。娘と無言で喜び、式後に先輩方の笑顔、
憧れの先輩拳士A美ちゃんとのハグと輝く笑顔にたまらなく幸せを感じていました。
私にとって先輩拳士となる息子が、少林寺拳法のよさを身心から教え込んでくれた事も心強く感じつつ感謝し、
母子の絆においては、我が家は最優秀と自負しています。
同じ身障の方達にも可能性を信じて生きて欲しい。また、早くに他界した父にも「私は大丈夫だよ」と伝えたい。
親子演武ができるのも後三年、一回一回を大切に、成長した子ども達と末永く修練できればと願っています。
朝日と懇意な先生方にもご指導いただけたこと深く感謝します。ありがとうございました。
私は大会の日、お母さんお兄ちゃんと朝7時に会場に着きました。中に入ったらきんちょうしました。
かい会式が始まり、なんともいえない気持ちになりました。親子の部であつまってならんだら、よけいきんちょうしてしまいました。
前の人たちのえんぶがとてもすごくて、びっくりしました。
でも、近くにいた同じ道院のA美ちゃんやお友だちがいたので少しは安心できました。
私たちの前後の親子の人たちとお話しているうちにじゅん番がきました。
お母さんとコートに入ったら、お友だちのお母さんがパソコンをしていたので、少しうれしくなりました。そして、えんぶをはじめました。
何だか、いつもよりがんばれたので、終わってお母さんとコートをでると、いつもよりわらえ、
点数も80点とか出ていつもよりよい点だったのでうれしかったです。
みんなのえんぶが終わり、ごはんやおかしを食べているうちにへい会式になりました。
あんざで入しょうした人たちの名前を聞いていたら、同じ朝日の人が何人かよばれたのでお母さんと喜んでいたら、
「親子のぶ、愛知朝日」と聞こえたので、ちがう人だと思ったら私とお母さんのことで、よろこんでお母さんとわらいました。
大会の後、みんなでやき肉を食べてるとき、みんなが「おめでとう」と言ってくれてはずかしかったです。
つぎの日、平井先生がしょうじょうを道場でくれて、うれしくて、かん字がよめないところはみんなによんでもらいました。
帰り道も、帰ってからも、ずっと賞状を持っていました。お母さんと親子で入賞できて本当にうれしかったです。