『初段へ向けた修行の日々&考試編』 K.M.
2011年1月23日、
愛知県武道館で行われた昇格考試に無事に合格することができました。ここまでの道のりは遠かったぁぁぁ〜。
受験資格を得てから科目表&読本をもとに、修練日以外の日も毎日1時間程度の技術と学科の受験勉強に励んでおりました。
しかしっ!・・・定年一年生を迎えた脳は覚えが悪く、また身体も指令塔の指示どうりに動かないことに今更ながら直面、
「やはり老体には無理なのだろうか!?」と言う悲しい文字が脳裏をかすめたのです。
いやっ!・・・金剛丸に乗ってまもなく3年目。ここまで来たのに、いまさら帯の色を変えずして降りる訳にはいかない。
今の小生は脳力も体力も無いが時間には余裕がある。そこでひたすら時間をかけて数かけてと、日々コツコツ続けながら、
途中で模擬試験も師匠にお願いし、三度目の正直でようやく受験資格のGOサインを頂けました。
そして当日・・・はじめに学科試験。問題数は四題。ほぼ記述はできたが腰が痛い。
床にヘバり付いての筆記試験は何と表現してよいのでしょうか、あの姿勢…ヘバり付きの角度が悪かったんだろうか?
実技試験・・・ 小教区での級の試験とさほど変わりはない印象。
でも、武道館という慣れない場所、そして初段昇格考試という状況での緊張…
「いつも通りの動きはできないかも」と想像はしてはいましたが、やはり普段の七割程度しか出せなかった実感。
そういえば、師匠が常々「200点取るぐらいのつもりで取り組んで、やっと70点合格ぐらいですよ」と言われていたなあ…
と痛感したが既に遅し。次回は確実に備えたいと思います。
この後は、気力・体力が続く限り、歳相応の「初段」と言う名に恥じないよう日々精進し、一段でも高い階段を目指して
師匠から教えて頂いた技を忘れないよう老体に染み込ませつつ、現状の生活環境に役立つ修行を天命尽きるまで続ける覚悟です。
ここに至るまで、我が老体へ熱心に教えて頂きました師匠はじめ、ご協力頂きました同志の皆様ありがとうございました。
そして師匠っ!!!・・・これからもよろしゅう頼みます。
再拝合掌
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P.S. Mさんは58才で入会され、この新春に61才で初段に合格されました。
生涯修行の手本となるべく今後ますますの精進を期待しております(支部長)