【大拳士の允可を受けて】Y.K.(?才)
「修行は無我で坦々とやるもの。受けられる時期が来たなら受けなさい」と師匠に言われ、今回大拳士受験に臨みました。
準備は昨年半ばから行ってきました。当初は2025年3月に本山で行われる特別昇格考試で受験しようと考えていましたが、
2月の東日本地区特別昇格考試の開催地が名古屋になったと聞き、急遽2月の愛知県武道館受験に照準を定めました。本山まで
行くのは時間とお金がかかるので、正直「ラッキー!」と内心思いましたが、宿題論文の提出期限なども早くなるため、その分
準備を急ぎました。教範やその他資料や本を深夜や早朝4時過ぎから早起きして読んだりしましたが気持ちは焦るばかり。
何とか宿題論文を書き上げて師匠に提出したら、赤ペン修正がいっぱいで(;o;)・・・落ち込みましたが、「負けたと思わな
ければ負けではない!」と気を取り直して再度書き直し本山に提出しました。
法階は技術審査がなく口述審査のみ。一見楽そうに思えますが、過去に何人か不合格になった拳士がいると聞いていたので、
試験ギリギリまで教範や関連書籍を読み、宿題論文を職場の休憩時間に読んだりして(^^;)我ながらよく努力したなあと
自負しています。そのおかげで?考試当日はさほど緊張感なく臨むことができました。受付開始は13時30分からでしたが、
9時前には愛知県武道館に到着し、武階受験の方々と一緒に鎮魂行も行い、その後はフリータイム。会場準備のお手伝いで来て
いた師匠に喫茶店でモーニングを奢らせ?11時ぎまで雑談してました。「少しは緊張しろよ!」って声が聞こえそう(笑)
でも、いざ受付を終え、順番を待っているときは手が冷たくなってきたので、それなりに緊張していたんだなぁと思います。
私は審査テーブル4番で4人中4番目。1人当たり約15分前後だと説明されて順番を待っていました。実際には8分ほどで
終わる人や20分以上かかっている人もいて、各審査テーブル進行速度が異なります。私のグループは進行が一番遅く、周り
のグループ全てが終わっている中、私が最後の受験者でした。審査員は優しそうな先生とちょっと強面の先生お二人・・・
開口一番「あなたは宿題論文が優だから気兼ねなく質問しますね」と言われ、私の宿題論文を手に持って私に見せます。
えっ!どういうこと?…少しドキドキしながら質問を待ちました。「釈尊の正しい教えとは何ですか?」おお〜!楽勝じゃん!
「ダーマとは何ですか?」ここはまあ教科書的な模範返答で。「人間と犬とか猫などの動物との霊性の違いは何ですか?」
ん???犬と人間の霊性?思いつく単語を並べ、自分でもわけがわからない回答をしたような・・・。
「道徳と信仰の違いは何ですか?」これは宿題論文そのままの内容なので熱く語りました!何分経過したかわかりませんが、
ここで終了。なんとか無事合格をいただきました。
法階は、金剛禅修行者の心の修行度合いを示す資格。武階、僧階に比べるとわかりずらいと思います。正拳士までは武階と一緒
についてきますが、大拳士から武階と別受験で允可されます。漸々修学でここまできました。16年前に入門した時に今の自分
が想像できたでしょうか。多くの先輩拳士や先生方のご教授なくして今の私はありません。良い縁は人生の宝。今後も縁を大切
にして生きてゆきたいと思います。