【三段昇格考試を終えて】H.K.(46才)
このたび、中拳士参段を允可されることとなりました。
ご指導いただいた道院長、副道院長はじめ、道院の仲間に感謝申し上げます。
今回は、これまで共に歩んできたHさんが不在で、初めて一人で昇段試験に臨むことになりました。
しかし、道院の仲間に支えられ、初段・二段考試の時以上に落ち着いて取り組むことができました。
受験日直前でも特別な準備を行うことなく、普段通りの修練を継続し、身心ともに充実した状態で
当日を迎えました。「やるべきことはやってきた」自負があり、それが「うぬぼれでない自信」に
繋がったのではないかと感じています。
学科は、問題なく終えることができました。
日々の学習に加えて、道院で実施された模擬試験のお陰もあり、安心して臨むことができました。
実技は、初めて他道院の方と組みましたが、武専や修練会などで様々な方との相対演練を経験してきた
せいもあってか、特に不安は感じませんでした。道院でもこの1年間に数回、昇級考試の相手をする機会
に恵まれ、運用法含め一切の不安なく臨めました。三段受験者は2名。相手の拳士もしっかり修練されて
きた様子が伺え、一切の停滞も待ち時間も無くスムーズに進みました。
会場では、愛知藤岡道院のU道院長、愛知米野木道院のT道院長、愛知蟹江道院のKさんなど先輩方から
激励の言葉をいただき、これもとても励みになりました。考試後には、共に受験した清州西道院のMさんと、
少林寺拳法を始めたきっかけや家族構成、道院の様子などに話が弾んで、交流を深めることができました。
人の縁に恵まれるのも少林寺拳法のおかげ。仲間同士の繋がりに感謝し、今後も大切にしていきたいと思います。
今回の考試で強く感じたことは、道院長が常々仰る「自分でやったことしか自信にはならない」ということです。
言い換えれば、「積み重ねてきたことこそ、本当の自信になる」ということでもあります。基本を大切にし、
技の理を個々の力量に応じて指導される道院長の下、我々は日々多くのことを学んでいます。その積み重ねが
「うぬぼれでない自信」に繋がってゆくのだと思います。今後は、修練を通して得られたことを、さまざまな
場面で生かせるよう心掛け、緩むことなく自分自身を磨くとともに、道院の仲間や後輩のサポートができるよう、
中拳士三段としての自覚を持って修練に励んでいきます。