【三段昇格考試の感想】 Y.K.(?才)
12月1日、昇格考試において無事三段合格しました。皆によい結果を報告できたことを嬉しく思います。
2009年に入門した当初、黒帯は憧れでした。加えてまさか自分が三段になろうとは、入門時は想像もしていなかったことです。
既に受験資格は得られていたものの、転籍や大会などでついつい先送りしてきた経緯もあり、今年こそはと決意していました。
結果的に年末の駆け込み受験でしたが、「年内には三段を!」との強い想いが自分にプレッシャーをかけ、背水の陣になったようにも思います。
修練を進める中で、アラウンドフィフティの私は、技の名前と動きがなかなか覚えられず苦労しました。
道院長はもちろんのこと、Aさん、Oさん、愛知安祥道院のI先生、刈谷北道院のK先生、刈谷南道院のKさん、そしてUさん…、
多くの先生方、先輩方にご指導ご教授いただきました。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
基本練習の時、子ども達も一緒に単演の練習をしてくれましたが、天地拳など左右の動きを逆にするとつられて間違えたり、
気合が出なかったり、号令を間違えたり…、今更ながらできない自分が情けなくて、帰ってからDVDを観て復習したりもしました。
学科も、毎日少しずつ読本や教範を読み書き、急所の位置は表をコピーし、キッチンやトイレの壁に貼って、覚える努力をしました。
でも記憶力の減退をつくづく実感。若い頃のように覚えられないものです。2つ覚えて1つ忘れる。3つ覚えて4つ忘れる!?
仕事疲れで勉強できずに眠ってしまうと、翌朝自己嫌悪。焦って悩んだりもしました。
でも、「己こそ己の寄るべ」他人は援けてくれない。自分でやるしかない。
勉強のノートの1ページ目には、道院長からいただいた言葉が書いてあります。
「自分を信じて、これで駄目ならしょうがないという境地までやれば、必ず結果は出る」
その境地まで自分はやったか、やれたか…、定かではありませんが、少なくとも努力はできたと思います。
試験当日は、アドレナリンが出まくりで、喉はカラカラに渇き、心臓はバクバクでした。
終わってからの安堵感と、発表までの不安、合格を知った時の嬉しさは今も忘れません。
多くの仲間や先生方に支えられて得られた三段。段位に見合う指導者として、自覚を持って今後とも頑張りたいと思います。