【少林寺拳法武道専門コース 高等科修了審査を終えて】 Y.K.(?才)
武専コースに入学し早7年が過ぎました。
入学当初、11年はとてつもなく長い道のりと感じましたが、今年、高等科の修了審査に臨みました。
修了審査の第一関門は「論文」です。私はテーマに、「人の質について考える」を選択しました。
なぜかというと、職場の人間関係や昨今のニュースなどで、指導者の質の在り方で物事の方向性や
関わる人々の人生すら変えてしまう事を実感したからです。まず、「“質”とは何か」から始まり、
「仕事の質」、「開祖の考える人の質」とは何なのか?と、論文を書き進めていきました。
はじめは拙い文章でしたが、道院長の赤ペン添削もいただき、何とか形にすることができました。
第二関門は「技術審査」。規定組演武、柔法、剛法の抽出です。組手主体の相手は春日井市の拳士。
なかなか一緒に練習する機会に恵まれず、結局、岐阜武専で合流し一度合わせて練習しただけでした。
その後は、各道院で個別に練習し本番に臨みましたが、さほど緊張することもなく、大きな間違いもなくできた実感があります。
道院で何度も練習相手をしてくださったNさん、道院長のおかげで、自信を持ってできました。ただただ感謝です。
高等科の次は、いよいよ研究科。武専生活も残すところあと4年となります。
予科1年の時は30名以上いた仲間も今は8名。少林寺拳法に出会ったから知り合えた、
武専に入学しなければ巡り合わなかった・・・そんな仲間との絆を、これからも大切にしてゆきたいと思います。